一つだけ言える真理がある。オタクは黒に染まれ(挨拶)。
私は定期的にコミケまとめサイトを見てニヤニヤするという趣味がありまして(いつか行ってみたい)。そこでよく見かけるコメントがあります。
「圧倒的な黒率」「オタクブラック」「大規模な葬儀をやっていると思ったらコミケ会場だった」
コミケ会場が黒い服+黒い髪で溢れていることを揶揄しているわけですが、みなさん、同属には本当に容赦がない。
かく言う私も幻想世界(ファンタジー)系のオタクでありまして、「幻想世界のハローワーク」にも載っている占い師を実際の職業にしているくらい。
で、ご多分に漏れず、私も黒っぽい服装を好みます。なぜだろう?
このことを不思議に思う人は多いみたいで、ヤフー知恵袋に「オタクは何で黒い服を着てる人が多いのでしょうか?」とピュアな質問までされる始末。
ちなみに、私的ベストアンサーはこちらです。
オタクの人って一般的にあまりイケメンじゃないと思うんです(笑)どうでもいいから黒だと大丈夫だろうって感じなのでは(笑)
私の三親等内の全親族に謝れ。
冗談はさておき。オタクブラックについて考えた結果、一つの(オタクに都合の良い)結論に達しました。
オタクは自分だけのキラキラした宝物を隠している説
黒は自己防衛色であり、喜怒哀楽の感情を隠すための色でもあります。外からの攻撃を無効化する一方、こちらから攻撃を行うこともありません。
ヤドカリかな?
また、参考文献の「ハッピーカラーBOOK」にはこんな記述もありました。
「黒は存在を消せる色」であると。
忍者をイメージすると分かりやすいですね。闇に紛れて悪代官と越後屋の密談を週刊文春するために、忍者は黒を身につける必要があるのです。
周囲からの干渉を防ぎ、存在を消してまで隠したい何か──それが「本人にとってマイナスのもの」だけとは思えないのです。私には。
インディ・ジョーンズが危険な遺跡で摩訶不思議アドベンチャーを繰り広げるのは、そこに失われたアークが隠されているからです。
過剰なまでに隠されているものは「お宝」でなくてはいけません。そう決まっているのです。興行収入的にも。
オタクが黒ずくめなのは、自分だけのキラキラした宝物を隠しているからなのではなかろうか。
多角的に見れば、人間は誰だって美点を持っています。あなたも私もロムスカ・パロ・ウル・ラピュタも。
オタクにとってのそれは、誰にも触れられたくない聖域。生きる支えみたいなものなのかもしれません。とても大切な宝物です。
よく分からない二人組の子供にバルスを唱えられるなんてもってのほかだ。
だからこそ、隠すのです。相互不干渉の黒に染まって、永世中立国の意思表示をしているのです。きっと。
私たちは壊れそうなものばかり集めてしまう人種なのかもしれませんね。これから自分のことをオタクGENJIと呼ぼうと思います。