タロット占いのやり方を始めから終わりまで【メール鑑定編】

タロット占いのやり方【メール鑑定編】

ぼっち占い師です。お世話になっております。

諸兄諸姉は自分以外の占い師がどのような流れで鑑定をしているか気になりませんか?私はなります。

どこにも所属しておらず、師匠もいないフリーランス占い師の私には、そのような占い談義のできる友達がとても少ないからです。

そこで、自分なりのタロット占いのやり方を事細かく忘備録的な記事にしてみました。同じ境遇の占い師さんに届けばいいなあと願いを込めて。

これはあくまでも私個人の方法であり、唯一の正解ではありません。このやり方を完コピしてしまうとさらにぼっち度が増すかもしれませんよ?

それでは、タロット占いのやり方を始めから終わりまで【メール鑑定編】をどうぞ!

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01. 場を浄化する

身も蓋もない言い方をすれば「それっぽい雰囲気づくり」とも言えます。雰囲気づくりはとても大切なことなのです。一例を挙げましょう。

少しお高めのレストランにて、社交ダンス帰り風のおっさんが社交ダンス帰り風のおばさんに延々と罵倒されつづけているシーンに出くわしたことがあります。しかも、隣の席で。

そういうプレイかな?ご褒美なのかな?とも思いましたが、あらゆる意味で料理を味わうどころではありませんでした。

雰囲気は大切です。雰囲気を壊してはいけません。

私は鑑定用のちゃぶ台の上でキャンドルを灯したり、クリスタルチューナーを鳴らしたり、気が向いたときにはなぜかアワビの殻を等間隔で並べたりします。

あと、書くか迷いますが、鑑定前に煙草も吸います。フィルターぎりぎりまで吸います。喫煙者への風当たりが著しく強い昨今、まずはこちらをご覧ください。

世界各地でタバコが喫煙されるようになった起源者であるアメリカ・インディアンにおいては、「タバコの喫煙」は伝統的に宗教上の儀式として行われている。

──喫煙の宗教的見解(ウィキペディア)

私にとって占いは一種の儀式ですので、そこに煙草は必要不可欠なものなのです。以上が30秒前に考えた言い訳です。

ほかにも、ホワイトセージやお香を焚いたり、心が落ち着く音楽をうっすら鳴らしたりする占い師さんも多いようです。

02. チャイムを切り、トイレに行く

うちのサロンの玄関チャイムはオンオフが切り替えられるので躊躇なく切ります。これは外敵(訪問販売など)から身を守るための結界を張る行為とも言えるでしょう。

外敵ばかりでなく近所の爺さんが大根をおすそ分けに来て鑑定が中断したこともあるのです。いつもありがとうございます。

そして、そのままの足でトイレへ向かいます。出そうになくても向かいます。自分でも理由がわかりませんが、トイレにはそれはそれはキレイな女神様がおるからかもしれません。

03. 手を洗う

「トイレに行ったら手を洗うのは当然だろうwww」と諸兄諸姉は半笑いで言うのでしょう。ですが、理由はそれだけではありません。

身を清めるためです。私ほどの猛者になるとお湯を張った洗面器にアロマを垂らして手浴をしていると見せかけて、普通に水道水で洗います。

でも、まあ、これからタロットカードに触れるわけですから、なんらかの手段で手をキレイキレイするに越したことはありません。ピザポテトでカードが汚れてしまいますよ?

04. タロットクロスを敷く

私は地べたにタロットクロスを敷いてカードを展開するスタイルの占い師です。いずれ確実に腰を悪くすることでしょう。誰か助けてくれ。

タロットクロスは200cmx200cmの黒いベロア生地。安くて、カードに傷がつきにくくて、手触りもそこそこいい感じなのでおすすめです。

クロスの下には滑り止めマットも敷いています。滑り止めがないとシャッフル中にクロスまでクシャクシャっとなって「んまあああ!!」となってしまいます。

100均のもので十分なので、確実に導入しましょう。

余談ですが、タロット専用クロスってなぜか高いですよね。どのような理由で誰が原因なのでしょうか。私もその利権にご一緒させていただけないでしょうか。

ですので、根が貧乏性の私は長い間「マジシャンの人が使うマット」を使用していました。タロット専用クロスの半値以下で買えちゃいます。

滑り止め加工もされていて実に素晴らしい──のですが、どういうわけか小さいサイズのものしか売られていません。大サイズでも57cm×39cmってどういうことだよ、アマゾン。

今では狭すぎるスペースで鑑定をする場合にのみ使用しています。

05. ノートPCを用意する

「あれ?床にカードを展開するの?キャンドルを置いていたちゃぶ台は?」という幻聴が聞こえた気がするので説明します。

ちゃぶ台には鑑定文を書くためのPCを置きます。OSはWindows10、ソフトはWord、マウスはロジクールです。誰か私にMacBookをください。

床に展開されたタロットカードを読みながら、自動書記のように浮かんだ言葉をそのままWordに打ち込んでいきます。「てにをは」の間違いなどは最後にまとめて修正です。

ちなみに、MacBookでは音声録音が可能で、それを自動で文字起こししてくれる方法もあるそうです。誰か私にMacBookをください。

06. スマホをいじる

何は無くともマナーモード。友達からの「ヒマ?浜しんラーメンでカツ丼でも食べない?」という電話で鑑定を台無しにされたくなければ、とにかくマナーモード。

カツ丼の誘惑を断ち切ったら、スマホでご依頼メールを読みます。私の場合、ここで初めて内容を熟読します。それまでは流し読み程度です。

色々なご意見があると思いますが、「事前に考えすぎてリーディングに影響を与えてしまう」ことを避けるための方法です。

ここらからはメールを常に表示して、鑑定中もすぐに読めるようにしておきます。

07. 使用デッキを選ぶ

恋愛関係、人間関係、金銭関係などご依頼の内容に沿ったタロットデッキを選びます。男女の色恋なら表情のわかりやすい寓意画のものを使った方が良さげだったりします。

また、デッキによってなぜかゆるふわな鑑定になったり、圧がすごくなったりしますので、お客さまの性質によって選ぶのもいいかもしれません。

私はほとんどの鑑定を「センテニアル・タロット」で対応しています。なので、この項目……書くことがほとんどない……。

メール鑑定ではお客さまが目の前にいないため、王道のデッキで攻めるのがもっとも安定した鑑定を提供できるのではないかな?

08. 自分に暗示をかける

目を瞑り、驚くほど小さな声でこう唱えます。

「私は〇〇さまの圧倒的な味方である」
「私は〇〇さまの圧倒的な味方である」
「私は〇〇さまの圧倒的な味方である」

これがとても効果的なのです。占い師だって人間だもの、相談内容に拒否反応が現れることだってありますよね。そんなときはこの呪文です。

そんなときじゃなくてもこの呪文です。

私は占いをサービス業だと考えていて、お客さまのニーズにはできるだけ応えたい気持ちでいっぱいです。お客さまは神様です(揉み手をしながら)。

違法のやつはさすがに断ります。

09. シャッフルする

床に敷いたタロットクロスのすべてを使う勢いで混ぜます。カードからすべての念を飛ばすつもりで混ぜます。「もうやめて!とっくにカードの念はゼロよ!」レベルまで混ぜます。

回す方向は時計回りです。

そして、シャッフルをしながら「この質問の本質はどこか?」を考えます。

例えば「仕事を辞めてえ!」というご相談の場合、辞めたい理由が「仕事自体」なのか「人間関係」なのか「給料が安い」なのか「夢を追いたい」なのか。

これがわからないと着地点のない鑑定になってしまいますので、お申し込みメールから読み取ったり、事前にメールのやり取りで聞き出したりする必要があるでしょう。

情報を制する者は戦いを制す。「名君賢将の動きて人に勝ち、成功、衆に出づる所以のものは、先知なり」と孫子さんもおっしゃっているのですから。

10. 使用スプレッドを選ぶ

これもシャッフルをしながら考えます。腕が疲れてもシャッフルを止めてはいけません。諦めたらそこで試合終了ですよ?

私は「ケルト十字」のような「ヘキサグラム」のような独自のスプレッドを使う場合がほとんどです。名前とかあるのかしら、これ。

田野うづわがメール鑑定で使うスプレッド

①現在の状況
②現状の原因
③外的要因(環境面など)
④内的要因(心理面など)
⑤成り行きの未来
⑥注意が必要なこと
⑦総合的なアドバイス

二者択一でお悩みのケースなどを除けば、このスプレッドで全方位に対応できます。キモは内的要因と外的要因を質問内容によって臨機応援に変えること。

11. カットする

ようやくシャッフルが終わりましたら、次はカットです。まずは縦横無尽に散らばったカードをひとまとめにします。

タロットの正逆をとるタイプの占い師さんは、この段階で天地をしっかり決めておきましょう(私は右手側が天です)。

対面鑑定の場合はお客さまにカットしていただくのですが、メール鑑定では自分でやります。「10秒で済むからカットしにサロンまで来いよ」とは言えません。私は美容師ではありません。

自分でカードの山を三分割し、それらのどれかを反転させ、またひとつの山に戻す──これをなにも考えずに淡々と手早く行います。

ちなみに、対面鑑定でお客さまにカットしていただくのは「少しでも念が入ればいいなあ」というシンプルな理由からです。超大物とかにやめろと言われたらきっとやめます。

12. タロットカードを展開する

いよいよシャッフル中に決めたスプレッドでカードを展開します!いやあ、ここまで長かったなあ(文章を書くのが)。

ここで忘れてはいけないのが「展開した写真を撮る」ということです。撮り忘れてしまうと鑑定書に載せる写真がなくなって、可愛いチワワの絵とかでお茶を濁すはめになりますよ?

リーディングが終わったあとではなく始める前に撮るのは、万が一このタイミングで撮り忘れても大丈夫なようにです。早め早めの行動を心がけましょう。

13. タロットカードを読む

リーディングテクニックみたいなものは別の記事にて書く予定ですので、ここでは私が常に意識している二点をご紹介します。

現在の状況を軸にして読む

未来は良くも悪くもころころと変わる──これが現在の私の考えです。ですので、大切なのは「未来がどうなるか?」ではなく「今をどう行動するか?」となります。

展開されたすべてのカードは「成り行きの未来」ではなく「より良い未来」のためにあるべきです。

すでに自分の未来が決まっていたら、それはそれは味気ない人生になりそうだもの。今からでも石油王とかになりたいもの。

質問内容とカードをすり合わせて読む

これ。タロットの最初のハードルが「78枚も覚えられねえよ!」だとしたら、次のハードルがこれ。

「どう読めばいいのかわからねえ!」

タロットは意味を丸暗記しただけでは早い段階で限界がきます。これの私なりの答えは「質問内容に合わせてカードの言語を変える」です。

聞くところによると、スプーンやフォークのことを飲食店Aでは「カトラリー」と呼び、飲食店Bでは「シルバー」と呼ぶそうです。格好いい。

ですが、一般家庭で「シルバーを持ってこい」と伝えても「え?お爺ちゃんのこと?」となるでしょう。所変われば言語も変わるのです。

必ず質問内容に相応しい言語があるはずです。解釈やキーワードの根底は変えず、呼び方や伝え方だけを状況に沿ったものに変えてみましょう。

この作業を私は「質問とカードのすり合わせ」と呼んでいます。

14. 鑑定書作成(あとがきに変えて)

あとはWordに打ち込んだ文章を校正し、プリントアウトしたり、PDFファイルにしたりして完了となります。お疲れさまでした。

改めて書き出してみると、ルーティンとはいえ色々とやっているのだなあと驚いてしまいます。ほかの占い師さんの作業工程や工数が気になります。

私は一件のメール鑑定に一時間から二時間ほど時間がかかるのですが、きっとMacBookがあればもっと短縮されるのでしょう。五分とかで終わるのでしょう。

この記事が少しでも諸兄諸姉のお役に立てれば幸いです。誰か私にMacBookをください。